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クラスTSPDの選定要件

JIS C 60364-4-44 :「機器の必要な定格インパルス耐電圧」(幹線及び分岐回路 の機器の耐電圧)

 単相3線 120−240V 2,500V
 三相3線 230/400V   4,000V

国土交通省監修による運用基準の主な要件
建築設備設計基準(平成30年版)(クラス T・U)
電気方式 最大連続使用電圧 Uc 電圧防護レベル Up
単相2線式:100V,単相2線式:200V
単相3線式:100V/200V,三相3線式:200V
220V以上 2,500V以下
三相4線式:400V 440V以上 4,000V以下
低圧用SPDクラスTを設ける場合は、インパルス放電電流、電圧防護レベルを特記する。
低圧用SPDに設けるSPD分離器は、SPDを設置する箇所の短絡電流を遮断できるものとする。

公共建築工事標準仕様書(平成31年版)
低圧電源用クラスT(JIS C 5381-12に規定する)の性能は、特記による。
SPD分離器は、接続箇所における短絡電流を遮断できるものとする。
その他の機能:その表面に正常な状態であるか故障しているか判別できる表示を行うものとする。

インパルス電流(直撃雷)の分流計算(低圧引き込みの場合)( JIS Z 9290-4 付属書D, 5381-12 付属書D )
接地抵抗や電線のインピーダンスなどが不明で避雷針に直撃雷を受けた場合、一般的な推定では電流の50%は建物の接地システムへ流れ、50%は等電位ボンディング用SPDを経由して流出するとしています。配電線、通信線に設置されたSPDを経由して流出するとし、仮に配電線に45%、通信線に5%を経由して流出するとして、それぞれの経路に流れる雷電流の大きさを見積もった表を下記に示します。

一相あたりに必要とされるインパルス電流値の考え方
選定例:高圧トランス3台 配線数:9本( 3φ3Wx3) 建物の保護レベル:V(100kA)



型式 最大連続使用電圧 ACUc インパルス電流 Iimp
MCD シリーズ 255V 50kA
V50 並列 280V 25kA
V50 シリーズ 280V 12.5kA
V25 シリーズ 280V 7kA
150V 8kA



クラスUSPDの選定要件

JIS C 60364-4-44 :「機器の必要な定格インパルス耐電圧」一般的な機器 の耐電圧

 単相3線 120−240V 1,500V
 三相3線  230/400V  2,500V

国土交通省監修による運用基準の主な要件
建築設備設計基準(平成30年版)(クラス U)
電気方式 最大連続使用電圧 Uc 電圧防護レベル Up
単相2線式:100V,単相2線式:200V
単相3線式:100V/200V,三相3線式:200V
220V以上 1,500V以下
三相4線式:400V 440V以上 2,500V以下
低圧用SPDは、原則として設置される箇所の雷電流を考慮した公称放電電流とする。
低圧用SPDに設けるSPD分離器は、SPDを設置する箇所の短絡電流を遮断できるものとする。

公共建築工事標準仕様書(平成31年版) 特記がない場合
電源系統 最大連続使用電圧Uc 電圧防護レベル Up 公称放電電流 In
単相:100V/200V
三相:200V
AC 220V以上 1,500V以下 5kA以上
三相:400V AC 440V以上 2,500V以下(*1) 5kA以上
(*1):対地電圧が、300V以下の場合とする。
低圧用SPDクラスU(JIS C 5381-11に規定する)の性能は、特記がなければ上記の表による。
SPD分離器は、接続箇所における短絡電流を遮断できるものとする。
その他の機能:その表面に正常な状態であるか故障しているか判別できる表示を行うものとする。

電圧防護レベルの注意点
接続線の長さについて(JIS C 60364-5-53)


代表的なOBO社製クラスUSPD
型式 最大連続使用電圧 ACUc 電圧防護レベル Up 公称放電電流 In
V20 シリーズ 440V 2,000V以下 20kA
280V 1,300V以下
150V 800V以下
V10 シリーズ 280V 1,100V以下 10kA
150V 700V以下
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